2019/07/20
今回は、「遮熱塗料」と比較して、熱交換塗料の断熱性についてみていきます。
近年、「温暖化」という言葉が、痛感せざるをえない猛暑が続いています。
7月から9月は、35度以上の日が続くのも、いまや珍しくありません。
そのなかで暑さを軽減するために改良された塗料として
いま注目を集めるのが「遮熱塗料」「熱交換塗料」です。
節電対策や省エネ対策において
注目を集めて取り入れも行われています。
ふたつの塗料の違いをみてみましょう。
① 遮熱塗料・・・高日射反射率塗料とも呼ばれる。太陽光を高反射することで塗膜や躯体の温度上昇を抑制する。
② 熱交換塗料・・太陽光を反射せずに、吸収して消耗させる熱交換方式のため、温度の上昇と輻射熱を抑制する。
太陽光を反射させることで、屋内の温度上昇を抑える「遮熱塗料」と、
太陽光を吸収して物質変化を利用しながら温度を下げる「熱交換塗料」。
屋内にいる場合は、どちらの塗料も効果を発揮して、省エネ・節電に役立つでしょう。
ただし、遮熱塗料で反射させた太陽光は、まだ熱を持ったままですので、
屋外の場合には、ヒートアイランド現象を抑制するの
どちらの塗料がいいかと考えたとき、
「熱交換塗料」のほうに軍配が上がるのではないでしょうか?