2019/08/21
今回は、錆止め塗料「CCP117」のご紹介です。
この錆止め塗料は、
今までの錆止めとは少し違います。
一般的に錆止めとは、
鉄部がサビないように下塗りとして塗装することを言います。
そもそも、なぜ錆ができてしまうのでしょうか?
それは、鉄が大気中の水分と酸素に触れて、
酸化鉄に変化してしまうからです。
錆とは、この酸化鉄のことなのです。
錆止めすることによって、
水分と酸素が
鉄に触れないように遮断しなければなりません。
これが錆止めの役割です。
従来使用されている錆止め塗料には、
いくつかの種類があります。
・エポキシ樹脂系
・油性
・シアナミド鉛
なかでもエポキシ樹脂系塗料が最も主流となっていますが、
工程はどれも共通していて、
これらの塗料を塗る前には、
錆の部分を除去(ケレン)しなければなりません。
はじめは削り落としの作業、
それで落ちない場合は、薬品で洗う作業など
なかなかの時間と手間を要する工程です。
このCCP117は、そのようなケレン作業が大幅に軽減できます。
鉄部の状態にもよりますが
錆のうえから塗布しても、
錆止めとしての効果を十分に発揮する塗料なのです。
(※場合によっては、使用できないケースもあります。)
今までにないメカニズムによってサビを防ぎ、
ケレン作業の短縮と、今後の鉄部の酸化を抑制し、
さらに、その効果は長期的に維持しますので
メンテナンスコストの削減にも期待がされています。
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